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忘れる用のメモ書き for Cybersecurity

ESXi の仮想マシンを VMware Workstation で操作する

VMware Workstation Pro には「リモート サーバへの接続」という機能があり、ESXi などで稼働させている仮想マシンの端末操作や簡単な管理や設定変更くらいまでならできるようです。

VMware Host Client 上で仮想マシンを操作するよりも切り替えが簡単だったり、スナップショットの管理画面が見やすかったりといい面もありましたが、ローカルの仮想マシンのようなクリップボードの共有はできないようでした。

リモートサーバへの接続方法

Workstation 15 Pro の場合:

  • ファイルメニューから「サーバに接続」を選ぶ
  • 「サーバ名」「ユーザー名」「パスワード」を入力して接続する

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ファイルメニューからサーバに接続(1/2)

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ファイルメニューからサーバに接続(2/2)

項目としては Web から VMware Host Client に接続するのと同じ要領でつながります。無事に接続できると以下のように仮想マシンの一覧が画面に表示されます。この画面を見たときにはちょっと便利そうな気がしていました。 *1

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Vmware Workstation リモート サーバへの接続 *2

稼働中のマシンをダブルクリックすると Workstation 上で端末操作ができます。

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リモート接続したときの画面

仮想マシンの管理

各種仮想マシンの設定変更や VMware Tools のインストールなどもできました。スナップショットが Workstation の同じ画面で管理ができ、VMware Host Client よりも見やすいのはいい感じでした。

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スナップショットマネージャ

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仮想マシン設定(1)

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仮想マシン設定(2)

なお、お気に入りマークやフォルダ分けなどはできませんでした。

参考文献

付録

VMマシンの電源 ON/OFF と操作のみ可能なユーザの作成

あらかじめ用意されている VM マシンを操作するだけであれば管理者権限でログインする必要はないので、以下の手順を参考に VM を使用するためだけの権限をもつユーザを作成しました。

ロールを新規で作成し、以下にチェックを入れて保存します。

Root > Host > Config > Power
Root > VirtualMachine > Interact

新規にユーザを作成し、権限の設定から作成した上記のロールをユーザに割り当てます。

クリップボード共有

以下の手順に従って設定されていると、クリップボード共有が可能です。

具体的には VM Tools をインストールした上で、VM の構成パラメータに以下の値を追加しておきます。

名前:値
isolation.tools.copy.disable:FALSE
isolation.tools.paste.disable :FALSE
isolation.tools.setGUIOptions.enable:TRUE

なお、この設定を実施してもブラウザコンソールからはクリップボード共有にならないようでした。

以下のページによるとドラッグアンドドロップの有効化もできそうですが、特に必要性がなかったので試していません。

コンソール ドラッグ アンド ドロップ操作の無効化
isolation.tools.dnd.disable

更新履歴

  • 2021/02/04 新規作成
  • 2021/02/06 クリップボード共有について追記
  • 2021/02/07 VMマシンの電源 ON/OFF と操作のみ可能なユーザの作成を追記

*1:仮想マシンとのクリップボード共有ができないと悟ったときに出番は少ないかなという気持ちになりました。 というのは誤解で、設定を変更することでクリップボード共有が可能でした。

*2:画像中のマシン名などは加工したものです。