MikroTikルーターが侵害され、ルーターを介して閲覧したページに Coinhive のコードが注入される
パッチが適用されていない MikroTik 製のルーターが侵害され、Coinhive などのコードが仕掛けられた可能性があるという記事。 閲覧するすべてのサイトに任意のコードが注入できる可能性があるとしている。 2018年4月23日にパッチがリリースされたゼロデイの脆弱性が利用されているようで、 パッチ未適用のデバイスが多数あるとしている。 主にブラジルで被害が発生している様子。
Reddit 、SMSを使った2要素認証をバイパスされてハッキングされる
記事中ではSMSを利用した2要素認証は既にバイパスされることが知られており、 NIST(米国国立標準技術研究所)も非推奨としているにも関わらず、 セキュリティの研究者はSMSを利用した2要素認証(まったく2要素ではない)を推奨しているとしている。
Reddit では対策としてトークンを利用した2要素認証に切り替えを進めていくとしている。
米国国防総省、年末までにすべてのWebサイトをHTTPSに移行
米国国防総省が2018年末までに公開されているすべてのWebサイトに対して HTTPSとHSTS(HTTP Strict Transport Security)を実装する予定という記事。
スパムに添付される悪意あるファイルの85%は5つの拡張子に集約される
F-Secure の報告書いわく、 5つのファイルタイプが悪質な添付ファイルの85%を占めており、 それは、ZIP、.DOC、.XLS、.PDF、.7Z とのこと。
また、スパムメールのクリック率が 13.4%(2017年下半期) から 14.2%(2018年上半期) に上昇したとしている。
スパムキャンペーンにおいて「SettingContent-ms」の利用が確認された
PDFにスクリプトを仕込む形で利用されていた。 最終的に FlawedAmmyy RAT をドロップする。
北米におけるマルウェア検出状況(2018年第2四半期)
量が多いものから順に以下の通り。
- 総量:コインマイナー、情報窃取、ランサムウェア
- 情報窃取:EMOTET、FAREIT、LOKI
- コインマイナー:COINHIVE、CRYPTONIGHT、MALXMR
- ランサムウェア:WCRY、GANDCRAB、NEMUCOD
2018年Q2の脅威まとめ(SecureList)
マルウェア
- Energetic Bear
- ZooPark
- VPNFilter
- LuckyMouse
- Olympic Destroyer
手法
- Leaking ads
- Roaming Mantis
- An MitM extension for Chrome
- The World Cup of fraud
FIN7 についてのレポート
Technical Appendix が豊富。
## 更新履歴
- 2018/08/06 新規作成
- 2023/01/10 一部記載を修正