setodaNote

忘れる用のメモ書き for Cybersecurity

2018-07-28~2018-08-06 記事まとめ

MikroTikルーターが侵害され、ルーターを介して閲覧したページに Coinhive のコードが注入される

www.trustwave.com

www.bleepingcomputer.com

thehackernews.com

パッチが適用されていない MikroTik 製のルーターが侵害され、Coinhive などのコードが仕掛けられた可能性があるという記事。 閲覧するすべてのサイトに任意のコードが注入できる可能性があるとしている。 2018年4月23日にパッチがリリースされたゼロデイの脆弱性が利用されているようで、 パッチ未適用のデバイスが多数あるとしている。 主にブラジルで被害が発生している様子。

 

Reddit 、SMSを使った2要素認証をバイパスされてハッキングされる

www.bleepingcomputer.com

記事中ではSMSを利用した2要素認証は既にバイパスされることが知られており、 NIST(米国国立標準技術研究所)も非推奨としているにも関わらず、 セキュリティの研究者はSMSを利用した2要素認証(まったく2要素ではない)を推奨しているとしている。

Reddit では対策としてトークンを利用した2要素認証に切り替えを進めていくとしている。

 

米国国防総省、年末までにすべてのWebサイトをHTTPSに移行

www.bleepingcomputer.com

米国国防総省が2018年末までに公開されているすべてのWebサイトに対して HTTPSとHSTS(HTTP Strict Transport Security)を実装する予定という記事。

 

スパムに添付される悪意あるファイルの85%は5つの拡張子に集約される

www.bleepingcomputer.com

F-Secure の報告書いわく、 5つのファイルタイプが悪質な添付ファイルの85%を占めており、 それは、ZIP、.DOC、.XLS、.PDF、.7Z とのこと。

また、スパムメールのクリック率が 13.4%(2017年下半期) から 14.2%(2018年上半期) に上昇したとしている。

 

スパムキャンペーンにおいて「SettingContent-ms」の利用が確認された

blog.trendmicro.com

PDFにスクリプトを仕込む形で利用されていた。 最終的に FlawedAmmyy RAT をドロップする。

 

北米におけるマルウェア検出状況(2018年第2四半期)

blog.trendmicro.com

量が多いものから順に以下の通り。

  • 総量:コインマイナー、情報窃取、ランサムウェア
  • 情報窃取:EMOTET、FAREIT、LOKI
  • コインマイナー:COINHIVE、CRYPTONIGHT、MALXMR
  • ランサムウェア:WCRY、GANDCRAB、NEMUCOD

2018年Q2の脅威まとめ(SecureList)

securelist.com

  • マルウェア

    • Energetic Bear
    • ZooPark
    • VPNFilter
    • LuckyMouse
    • Olympic Destroyer
  • 手法

  • Leaking ads
  • Roaming Mantis
  • An MitM extension for Chrome
  • The World Cup of fraud

 

FIN7 についてのレポート

www.fireeye.com

Technical Appendix が豊富。

 
## 更新履歴 - 2018/08/06 新規作成 - 2023/01/10 一部記載を修正