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Easystroke:Linux で使える「かざぐるマウス」みたいなマウスジェスチャーソフト

Linux を Windows のように GUI で操作するときに便利な Easystroke というツールがあります。 様々な操作をマウスジェスチャーで行えるようにするもので、ちょうど Windows のかざぐるマウスというソフトウェアに似ています。 *1

Easystroke を Ubuntu 20.04 にインストールする

Easystroke は apt でインストールできます。

sudo apt install easystroke

以上で完了です。

Easystroke の設定

Easystroke を起動しましょう。コマンドから起動させるでもアプリから選ぶでもどちらでも大丈夫です。

Easystroke の起動

すると初期画面が表示されます。

初期画面

初期設定だとホイールボタン(=ボタン2)がマウスジェスチャーに割り当てられてしまっているので、これを右クリックに変更します。

設定のタブを開き「動作」の欄にある「ジェスチャ・ボタン」からマウスジェスチャーに使うボタンを変更します。 「ボタン3」となっていれば右クリックに割り当てられているはずです。

また「外観」の欄にあるジェスチャの表示に関する設定をオフにしてジェスチャーが表示されないようにしておきましょう。 最後に端末起動時に自動実行されるよう自動起動の設定をオンにしておきます。

設定画面

次に実際にマウスジェスチャーで実行されるアクションを追加していきます。

アクションタブに戻り、画面下部にある「アクションを追加」ボタンを押下します。

アクションの追加

するとアクションの欄が追加されるので、左から順に以下のように登録していきます。

  • ストローク:ダブルクリックして登録したいマウスジェスチャーの通りに実際にマウスを動かします
  • 名前:任意です。分かりやすいものであればいいので「up」や「down」でいいと思います
  • 種類:複数の選択肢がありますが「キー」が便利なのでおすすめです
  • 詳細:マウスジェスチャーによって入力される値を設定します。「キー」の場合は実際にキー入力をここで登録します

例えば以下のように設定してみます。

ジェスチャの登録

Firefox のショートカットキーに基づき設定していますが、他のブラウザやファイルの操作時にも機能してくれます。

かざぐるマウスと同様、慣れてしまうと手放せなくなるほど手になじむツールです。

参考文献

付録:ほかのソフトとかち合うことがまれにある

原因不明の不具合などがある場合に、Easystroke をオフにすると解消することがまれにですがあります。 トラブルシューティング時には Easystroke の存在を思い出すと解決の糸口が見つかるかもしれません。

更新履歴

  • 2021/02/01 新規作成
  • 2023/01/10 一部リンク切れの旨を追記

*1:メンテナンスが停止状態なところも似ています。